姫路競馬場公園
(もなりざ)
場所・姫路市飾磨区構

食い物屋には最低限のルールがあると思います。

穴居人的には、たった一つです。

たとえ露店のぼったくり粉物のごとく、原価の8割り増しで売りつけられるとしても・・・よしとしましょう。

CMではめっちゃ旨そうなのに、いざ食べに行ったらなんじゃこりゃっ!クォーターパウンダー!!
みたいなギャップがあるとしても・・・・まあ、よしとしましょう。

最低限のルール。
それは他と違うもんを食べさせてくれること
そこでしか食べれんってのがないなら、わざわざ行く意味ないっしょ!
家で食えそうなモンは論外ですが。

というわけで、今回は穴場の姫路初、中華のお店。
ここの特徴は、何食っても他と違う・・・ってか違いすぎることです。

場所は、飾磨のドン・キホーテのすぐ近く。

正直言って目立つ店構えでもないです。
東から来ると中央分離帯に阻まれて入れん始末

何より、店名が読めねえ・・・

ネットで一生懸命、字を拾ってきたら、
フォントが存在せずに、表示すらしねぇ・・・

ま、ホットペッパーも、ネットも、
カタカナでしか表記してないんですけどね。
そもそも、何で中華料理でモナリザ?

店長曰く、

「多くの謎を持ち、未だに人々を
引きつけてやまないモナリザのように、
お客さんの興味を引き続ける店でありたい」


とのこと。
・・・意外と深いですね。

店内はカウンターと座席を合わせて
16席

けっして広くはないですが、ちょうどいいぐらいです。
何せ3組もいれば、中々料理が出てこないので。

夫婦で切り盛りされているからなのか、
シェフが、
必要以上に手の込んだことをし過ぎ
なのかはわかりませんが、
数ある食べ物屋さんでも群を抜く遅さ

これで、中途半端なモンを食べさせられたら、
1ヶ月で潰れるに違いない、
お腹すいてる時に一人じゃとても行けない遅さ・・・・。

しかし、出てくるモンが待つ甲斐のあるものばかり!

←このエビマヨ

中華の定番料理なんですが・・・
ものすごくフルーティーな酸味と、
生クリームのようなコク。

ビックリするぐらい、別物ですよ。
けっしてエビマヨを食べてる気がしません

でも美味しい
騙された気がしない(褒め言葉)
このチンジャオロースー・・・
チョコみたいな味がするんですけど・・・

でも不思議とイケル!

カカオ豆じゃなく、
豆鼓(トーチー)という中国の調味料らしいですが。

ってかチンジャオロースー頼んで、
こんだけ別物が出てくる店、
穴居人はモナリザ以外、知りませんぜ。
他と違いすぎるといえば、この麻婆豆腐

看板メニューだけあって、
他の店と違って旨すぎます!!!

これを食ったら、王将のヤツは食えんッスよ・・
量はたいしたことがないのに、一度食べたら、
過去の栄光が忘れられない小室哲哉のごとく
行くたび、注文しちまうこと請け合い。

独特の辛味とコク・・・
これだけの為に、店に通えます。


ご飯にかけると、
ご飯がめっちゃ甘くなったりするこの麻婆。
決め手は中華山椒らしいですが・・・
これは真似でけへんっ!
あんかけ類も、冗談抜きで美味いッ!
スタンダードにみせつつ、
一味利いている、こにくい仕様が食欲をソソル・・・

ただ、ちょっと減点なのは、汁物。
麺類は麺がスープ用じゃないのか、カラミはいまいち。

ゴマベースのスープ自体は美味しいのに、
ラーメン屋で舌を肥やした世代には物足りないかも。

まあ、一つや二つの減点なんで、
ここに来たら、たいしたことじゃありませんぜ。
とにかく何食っても、
何か違う・・・けど美味しい・・・
のオンパレード。

メインメニューでは一番安価な天津飯にしても、
角切りのハムがゴロゴロ、
あんかけはアツアツ。

コチラも素朴ながら、申し分なしですよ!
ここまで書いといてなんですが、
正統派中華大好きな方には、オススメしません。
ココは外食を食べ飽きた冒険者が行く、
最果ての秘境です!

帰り際に、
「何で他とこんなに違うんですか?」と突撃したら、
店長が、
「こだわりすぎなんですかねぇ・・・」
と悩んでました・・!

これからも是非、こだわってください!
そんな店長の悩みをちょっとでも解消するため、
冒険好きの皆様、是非足を運んでみてください。

営業時間は11:30〜14:30 17:30〜22:30。定休日は、水曜日。

穴場スコア
「コンドル」クラス

よろしければ一度はハマッてみて下さい。

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撮影:2009.1 by 穴居人