(どりーむさーきっと)
場所・姫路市夢前町寺
そもそも姫路にサーキットなんかあったけ?
それがあったりします。
場所は、山奥にある夢前町の中でも辺りに人家がほとんど見当たらないホントの山奥。
普通に生活してたら、地元人以外一生縁がなさそうな場所に密かに建ってます。
明らかにサーキットという場所自体が「一般人お断り」な雰囲気を漂わせているのに、
尚且つ、カリン塔のごとき秘境で人を遠ざけなくても・・・・
かくいう穴居人も、よく知りませんでした。
江田島と言えば男塾ぐらいしか思い出せないと、猫かぶっている穴居人に、
平気で回天の模型なんかをお土産にしてくる素晴らしい友人に連れられて突入してみることにします。
・・・・敷居の高さはきっと先入観ですよ。
中に入ればきっとフレンドリーなトコに違いない。
何せ名前がドリーム(夢)サーキットですからね。
・・・ん?ドリーム(夢)サーキット?
夢サーキット・・?
夢さきット!
もしかして駄洒落!!
さて実態やいかに!?
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さて行き方は2つ。 菅生川沿いの山之内莇野姫路線を上がるか、 夢前川沿いの姫路大河内線を上がるか、 ですが、姫路から行くなら、夢前川沿いがお勧め。 行き着く曲がり角にちゃんと標識がありますからね。 菅生川沿いは、結構前半に看板があるので、 肝心の曲がり角を素通りする危険あり。 現に穴居人たちはしましたしね。 そんなこんなで、やっとこさ辿り着きました。 危うく、気合の入った布袋様みたさに、 自転車で3回も行っちゃった 弥勒寺に行き当たるとこでしたよ・・・・ |
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それにしても、いきなりコンテナを積み上げただけの 事務所がお目見えとは・・・・ 後々、聞いたところ全て手作りなんだそうです。 (コースも含めて) あまりに男らしい外観で、それはそれでいいんですが、 やっぱ入りにくいですよ・・・こりゃ。 まあ、今回の相棒は経験者なので、 遠慮なしに入っていきますが。 穴居人はいちげんさんお断りの遊郭に 上司に連れて行かれた新入社員な気分で後を追います。 何せそもそもどこが入り口なのか、 わからなかったもので。 ちなみ←ここです。 |
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恐る恐る受付へ。 しかし、心配をよそに受付のお姉さんは意外に親切でした。 ちゃんと接客が出来とる・・・。 と、思ったのもつかの間、 「何周にします?」 ええ!? 実はドリームサーキット、 周回ごとに料金が設定されてるんです。 15周で4500円・・・! 生まれたときから貧乏と戦うことを宿命づけられた 穴居人としては結構、ブルジョワジーな金額ですよ。 「会員になると安くなりますよ?」 でも会費は5000円・・・。 今回はおとなしく辞退しときます。 |
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受付が終わると、自作のビデオの発表会が始まります。 けどこれが後々、ホントに大事。 特に旗のくだりは集中して見ておきましょう。 旗の種類を忘れたら、走行中にえらい目にあいます。 信号の色の判別できない 落ち葉マークドライバーみたいになっちゃいますぜ。 穴居人はけっこういい加減に見ていたので、 ゴールラインを見間違える大失態を侵してしまいました。 まあ、余分に1周走らせてもらえたんですが。 でも、とっても恥ずかしいので、 これだけは集中してみましょう。 |
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ここでひとつ、準備しておこう! ヘルメットを事前に。 カートに乗る際、ヘルメットの着用は義務なんですが、 手ぶらで来た人でも乗れるよう、 ヘルメットを用意してくれてます。 でも敢えて来る前にヘルメットを準備しておくこと。 なぜって・・・・正直、どれも臭いが染み付いてます。 男っぽい汗の臭いが・・・・ 数分で慣れますけど、 やっぱり女性の方なんかは気にするかと。 |
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さて、事務所から出ると、 スキンヘッドでヒゲという、 マルコビッチファンなら泣いて喜びそうな オッサンがお出迎え。 これがカート・・・。 意外と小っさいもんなんですな。 何でも動力は芝刈り機なんかと同じモーターなんだとか。 こんなカートなら、ディズニーランドで 修学旅行の時に飽きるほど乗ったんですが・・・ もしかして、4500円ぼったくられてる!? だって4500円あれば、ヒメセンにだって入場できますよ! |
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違う意味でドキドキしながら、穴居人は順番待ち。 相棒が先にスタートします。 エンジンをかけると、 聞き覚えのある芝刈り機の濁音が。 遊園地のカートと何が違うんだ!? 出来れば、違ってほしいんですが(切実) |
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全然、違いました! この後、穴居人もスタート。 身体にかかるGが遊園地なんかのとは 比べ物になりませんよ。 何せ最高時速60km以上! カーブを曲がるのに、車体がスピンしないか必死! 「この教習所は県下で二番目に死亡者をだしてます」 ってトコを卒業して以来、 初めてブレーキで白煙出しましたよ! 生涯生まれて初めて、スピンしまくりました! 冗談抜きで、楽しい!! 珍走族しながら、 わけわからんバイクに金かけるぐらいなら、 ここで走ってた方が絶対ええですよ! ちなみに←こちらは相棒の走行中の雄姿。 さすが七曲りで鍛えた腕、 穴居人よりもタイムが3秒ぐらい違う・・・ |
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コースはこの1コースのみ。 すぐに飽きるかな・・・と思ってたのは、先入観でした。 15周してもまだ足りない、 メニューがコーヒーしかない喫茶店に嵌ったみたいな なんともいえない高揚感ですよ! しかし追加で10周すると3000円。 ブルジョワジーな値段設定についていけない・・・ でももう一度乗りたくなる! 大人には必須の快楽ですよ。 このスピード感は。 |
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こちらは待合室。 各所に配置されたモニターには、 走っている選手のタイムが表示されます。 グループで来たら、さぞ盛り上がりそうですな! 団体さんにはレースパック(20周4500円)や、 1時間貸切40000円コースなんかもあるみたいです。 ファミリーなら会員登録も全員で8000円。 これならまだ考えられる値段か・・・!? |
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会員になってタイムをあげていけば、 ライセンスが発行されて、 より上の車種にも挑戦できるんだとか。 Bライセンスで33秒を切るが条件。 最高36秒台の穴居人には遠く及ばない記録ですが。 しかしバックで駐車もままならない穴居人でさえ、 標準タイムの40秒台はすぐに突破できたので、 夢のSライセンス(30秒切れ)もそう遠くはないのかも。 こちらのカートはAライセンス以上で乗れるそうです。 わざわざ案内してもらって見せてもらいました。 ありがとうございます。 |
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っとガレージの端にこんなのを発見。 笑顔作戦w どうやら接客の訓辞みたいです。 こんなものを読むより、 ハゲとヒゲをやめりゃいいのに・・・・ とは、口が裂けても言えませんが。 ここの人の接客態度が 辺境にある偏狭な趣味の産物のわりに、 丁寧だったのはこういう姿勢にあるのかも知れません。 ああ、もう一度行ってみたくなりますよ。 ロト6でも買おうかな。 |
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最後に相棒にとってもらった、 穴居人の勇姿をごらんあれ! 真ん中のカートに乗った黒いヤツです。 ・・・いや、せっかく撮ってもらったんで、記念に・・・・。 解説するとこんなカンジ。 ←S字カーブでスピンしまくって、 ついカーブのライン取りに慎重になってる臆病者。 いやはや、目の保養にはなりませんな! 遠いし。 |