新町公園
(しんまちこうえん)
場所・姫路市大津区新町2

トリックオアトリート!
小1の時のサンタさんが、靴下の中に分厚い国旗辞典を突っ込んでくれて以来、
イベントごとにはことさら無関心な穴居人ですが、
それでもクリスマスにはケーキを食べたくなりますし、
たまの七夕ぐらいは星に願ってみようかと言う気になります。

で、ハロウィンって何するの?(真剣)

いや、キリスト教の例祭で死者が一年に一度下界に降りてくるのを迎える日とかは知ってますよ。
でもそれ日本じゃ、
交通機関がウンザリうするほど停滞する夏の風物詩
として、もう終わってますやん。

ガキンチョが合法的に人様の家に上がりこんでお菓子をタカれる日?

いや、7月末にお地蔵さんとこに散々タカりにいったっしょ?

姫路の人間ならただでさえ祭りで疲労困憊、財布もスッカラカンのこの時期に
見知らぬガキがタカりに来たら素直に殺意を覚えます。

なわけでハロウィンに必要性を感じないこの頃ですが、
イベント事と見れば、磔になった髭もじゃの誕生日やら
チョコレートメーカーの策略やらのメジャーイベントから、
西日本最大の祭りにまで育て上げたあげく露店の数を半分以下にして、
死ぬ程混雑させまくった放蕩息子を祝う長壁神社の例祭など、
首を突っ込まないと気が済まない姫路人としては、何もしないと言うのも寂しい・・・

だから、今回はここにやって来ました。
新町公園
慎ましやかにハロウィンを祝う姫路人として。

お菓子をタダで配る、
「お前が妖怪じゃねえの?」
とつい言っちゃいそうになる
おばあちゃんでも出没するとか想像した方、

もちろんそんな事はありません。
(誰も考えてない)


だだっ広いグラウンドに、申し訳程度の遊具、
近寄りがたい素朴なコンクリのトイレが備え付けられた
普段は
何の変哲も(面白みも)ない公園です


遊具も、滑り台にブランコに砂場、
コンクリートの置物しかない
シンプルそのもの。

今流行りの複合遊具なんて、
姿形もありゃしません。

土地はあり余ってるんだけどね・・・・。

ほら、砂場も姫路で一二を争うくらいに、
だだっ広い・・・・って、

何かおるッスよ・・・。
その身から溢れ出る不気味さ。

万に一つも可愛さを醸し出す気もありません。
近くによるだけで子供から泣きが入ると言われる
ドナルド・マクドナルドでさえ可愛く思える
ジョン・ウェイン・ゲイシー級の不気味さ・・・。

デザインしたヤツは、何を考えてたんでしょう。

左右違う目の形も、
余計に邪悪さが際立たせてます。

横顔はもっと不気味♪

そう、コイツがいるから
この殺風景な公園が
一気にハロウィン風味になるんです。

一般ピープル的には、
視界に入るだけ気持ち悪いんでしょうが、
穴居人的には大好物です。

数あるコンクリ遊具の中で
これほど明るい公園が
似合わないヤツはいないでしょう。

後ろは少しだけマイルド。

相変わらず場違い感は否めませんが。
お供のコンクリ遊具も
どこか不安になる面構え。

亡霊たちが闊歩する割に、
妙にノリの軽いハロウィンには、
持ってこいの連中でしょう。

・・・・・

・・・・・

・・・・・え、これだけ?
肩透かし感が否めない方、
本当に申し訳ありません。

ただでさえ
祭りで疲労困憊、
財布もスッカラカン
のこの時期に
見知らぬガキがタカりに来たら
素直に殺意を覚える姫路で、
ハロウィンらしさが探せるはずもなかったんです。
(言い訳)
しかもこの方、
既成品「ここにしかない!」
って訳でもありません。

こんなヤツが全国津々浦々の公園
平然と鎮座してる訳ですよ。

ピエロ、遊具でググる
ワンサカ出てきます。

何と最近映画にもなったアニメの
キービジュアルにも使われるほどメジャー級。

・・・・

・・・・

・・・・え?あんまりハロウィン関係ない?

と、言われると思って、
もう一度来てしまいました。

現在、午後9時。

コイツを見たら誰もがやりたいことNO,1

リアルジャック・オー・ランタンをやりに。

それにこれなら
キャンプ用のランタンも易易入るので、
実に本物志向です

そう、恐ろしいほどにささやかですが、
ハロウィンぽくなったでしょう?

ホラ!!(点灯)

・・・・・え・・・暗い・・・?
ドーピングしました。
(別照明【懐中電灯】投入)

おお・・・

これは不気味・・・・

さすが・・・・夜が似合うヤツだとは思ってましたが、
これほどとは・・・・
横顔は子供が、
絶叫して逃げまわるレベルです。

大の大人の穴居人でも、怖い。

何か、子供がはしゃぎ回る
お楽しみイベントを通り越して、
マイケル・マイヤーズが包丁振り上げてる方の
ハロウィンにがぶり寄りましたよ・・・

中もほぼ魔界化。

ああ、こんなショボイどくろの落書きでさえ、
不気味・・・・

長年の風雨で出来たシミが
取り返しの付かない悲惨さを
盛り上げてくれます。

さあ、いかがだったでしょうか?

お金とやる気と、そもそも親しみがなくても
ハロウィンぽさが醸し出せたでしょうか?

・・・え、多分違う?

穴居人も薄々気付いてましたw
でもここ以上に祭りで疲労困憊、
財布もスッカラカン
の姫路で
ハロウィンっぽい場所もないのは確か。

まあだから、今回はここにやって来たんです。
新町公園
慎ましやかにハロウィンを祝う姫路人として。


穴場スコア「ダブルボギー」クラス

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撮影:2013.10 by 穴居人