景福寺山

(おばたずいどう)
場所・姫路市夢前町小畑

大変、申し訳ございませんでした!

前回の記事、穴場その28「北浜隧道」で、姫路車道5大トンネルなんて書きましたが・・・・

大きな間違いでした!

ホント、忘れていました。
合併したのは香寺町だけじゃありません。
面積の8割山、山、山の夢前町を忘れていました!

iいや、穴場の紅葉スポットを探していたら、地図上に見覚えのある道が・・・
こんなとこにもあるじゃん!
トンネル。
しかも2つも。

しかし、位置は雪彦山の真下・・・てか雪彦山を登ってる?
嫌な予感・・・・
「姫路自転車大回り」悪夢再びか!?

ともあれ、間違いの責任をとって、行ってまいりました!
夢前町の奥地へと・・・・・!

ううん・・・やっとここまで辿り着きました。

ちょっと行っただけで、
さっき居た町が眼下に広がってるんですが・・・

車だと、この感動(?)は、味わえないですよ。
たかがトンネルで、涙がちょちょ切れそうです。

自転車の山越えは大阪へ行くより辛い・・・w

ここが夢前町のトンネル1番目、「文殿トンネル」です。
菅生ダムに隣接しているので、訪れた方も多いのでは。

というか車で行くと気付きませんが、
ここ横にも貫通してるんですよね・・・・

トンネルの真ん中にダムの通路が通ってるんです。
そのおかげで、たいして長くもないのに、
もの凄い風の音が・・・・

照明もないので、夜に行くと本気で怯えます。

ぶっちゃけ夜中にこんなトコにいたら、
遭難したのと変わらないですけどね。
菅生ダムは秋が旬ですよ!

紅葉がダムに映えます。
時間があったら取材したかった・・・
しょうがないので来年リベンジ。

このまま此処に止まったら、
目的地に着く頃は闇の中・・・・
それだけは避けねば・・・・

なにせ目的地。
標高373mですからね。

どんな場所か、
行かなくても想像出来ます。

ついに道々に人気がなくなってきました。

このすぐ向こうに、まだ集落があるはずなんですが・・・

僕の道路地図だと、名前も載っていない小畑
色々と伝説がある場所なので、興味はあるんですが・・・

きっと自販機の一つもないんだろうな・・・
お茶を飲みきった自分が悪いんですが、甘かった。
もう秋も深まった時期だというのに、
こんなにをかくとは。

・・・案の定ありませんでした。
トホホ・・・
地図でみた時から予感はしてたんですよ。

姫路から真っ直ぐ上がってきた道を、
90度曲がった先にある林道。

道が頭上に見えるw

姫路でいろんな場所に行ってきましたケド、
姫路で一番高低差がある道は此処かも。

・・・・というわけで登って、
←見下ろしてみました。

ちょっと大袈裟ですが、道の高配が一目瞭然。
すぐそこの建物が、屋根しか見えぬ・・・
ようやく見えてきました。
目的地、「小畑隧道」です。

薄暗い林の中に、煌々と現れるその姿は、
まるで魔王が口を開けて待っているかのよう。

すごい雰囲気です。
いやもちろん食べられちゃうつもりなんですが。

中に入ると、驚いたことは漏水。

ひっきりなしに、水の滴る音が響いてます。
一人で来たことを後悔しそうなおどろおどろしさ。

助けを呼んでも誰も来ませんので、
あきらめて写真撮影。

30分もこんな場所にいてしまいました。
車は一台も通りませんでしたが。

↓さてトンネルをいろんな角度からご覧あれ。
反対側、夢前町山之内にやってきました。

ここに銘文があり、
昭和41年に造られたのがわかります。
隧道の名があるので、40年代だとは思いましたが、
まさか「北浜隧道」よりも古いとは・・・・

町中よりも需要があったのか、当時は?

ちなみに自転車で来られる方は、
(まあ、いないとは思いますケド)
山之内側からは来ない方がいいでしょう。
高低差は同じなのに道のりは2倍
陪乗で疲れます。

おかげで帰りは快適。
平気で時速50kmを越えます。

・・・・ってブレーキがきかねぇ・・・!

僕の自転車では、50kmは想定されていない模様。
もうちょっとで林にダイヴするとこでしたよ・・・

バイクなどで訪れる方は、調子に乗って、
スピードを出し過ぎませんように。

この道は通行人に優しくないです。
帰りはあまりの寒さに、
「雪彦温泉」によってきました。

600円で一風呂浴びれる親切価格。
お風呂は言うほどの事も、ありません。
可もなく不可もなく。

ただ虫が結構浮いてるのが気になりますが・・・

売店は3時には閉まってしまうので、
物足りない感が残るのも確か。
もう少し頑張って、穴場になって欲しいものです。

ああ、外に出たら、明かりが一切ない・・・
すごい闇の中。

星が綺麗でした。

穴場スコア
「ダブルボギー」クラス

よろしければ一度はハマッてみて下さい。

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撮影:2007.11 by 穴居人