穴場の姫路
(はまだこうえん)
場所・姫路市手柄

遊具に指を挟む痛たましい事故が、頻発している昨今。
回転遊具や、ブランコを撤去する自治体も現れちゃってるみたいですが、

この公園に較べりゃ、ブランコなんて危なくも何ともないですぜ。

むしろ安全です。
正直、小さい頃はブランコをねじったりしてよく、鎖に指を挟まれたモンですよ。
そりゃ事故に遭われた児童の方々は気の毒ですけど何でもかんでも危ないと言ってたら、
遊具なんて何も置けないですよ。
危険度が上がれば上がるほど、好奇心をくすぐられる無茶っぷりが、親心はともかく子供の能力だと思いますしね。

でも、正直言って、この公園は行かない方が身の為です。

特に子供だけでは。というより事故が起きてないのが不思議なくらいです。
トラブルに弱い人間は人生得てして損するコトが多いのも確か。
日頃からある程度トラブルのある環境で育たなきゃ、健全な大人にゃなれないでしょう。
獅子の子を崖から突き落とすシュチュエーションも大事な子育ての一環です。

かといって、子供を此処で遊ばせるのは反対ですが。

何故かというと・・・

実のところ、
浜田公園はブランコにすべり台、
鉄棒などがある、
何の変哲もない普通の公園です。

断言してもかまいません。

一つだけ敷地の真ん中に
よくわからないもの
が、
陣取ってるコトを除いては。

何だ!?このよく分からない
ウルトラマンに出てきた
怪獣ガバドンみたいな固まりは!

コレが遊具?

遠目では何が危険かよくわからないので、
実際に遊んでみることにします。
まずはスタート位置。

この謎のコンクリートの固まり、
遠目には全然わかりませんが、
大小さまざまなすべり台がある総合遊具になってます。

しかも端から、道を伝っていく
子供が大好きなシュチュエーション。

さあ、道順通りにまずは行ってみましょう。
と、すべり台まで行き着くと、
行き止まりに。

このまますべり台を滑れって言うわけですなw

と・・・まてよ。

・・・・またまたよく分からない
水色の支柱の上も行けるんじゃね?

絶対、子供もそう思いますよ。

だって地続きですもん。
実際に行ってみました。

これが意外とデンジャラス
写真じゃよく解りませんが、
なかなか高低差があります。

大人でも怖い不安定な足場、
でも子供は行っちゃいますよね!

こんな風になっていたら!
何せ此処を渡らなきゃ、
向こう側につながらないですからね!
この危険さは確信犯としか思えないですよ。
設計者は渡らないとでも思ったんだろうか?

其処を越えて油断していると、
肌色ラインにも危険箇所。

さっきよりも難易度高いです。

今度は、落ちた先にコンクリの足場や、
鉄製のブランコが・・・

まあ、素直にすべり台を滑れば、
ケガしないんですがね。

子供がそんな大人しいワケがないでしょう。
終点はオーソドックスな階段。
すべり台もこれでもか、と配置されてます。

正直、コレを作った人は、
何も考えてなかったと思いますよ。
フィーリングで作ってますね、きっと。
(後、思いつきと)

イメージ的にはよく公園にある
タコすべり台の応用ですかね。

デザインセンスと、
安全配慮に著しくかけてますが。


一応僕が知る限り、
日本で唯一のオリジナル遊具なんで、
一見の価値はあるかも知れません。

そのうち、ホントに事故があったら、
新聞記事になるかも知れませんしね。

まあ、存在自体が罠みたいなものなんで。

ただ一つ気がかりなのは、この設計者・・・
他のトコで遊具を作ってないかな?
ってことです。

もしかしたら他にもこんな珍妙なモノが?
そうするとワクワクしませんか?

まあ、子供を連れて行きたくはないですけどね。
さあ、久しぶりにどうってコトもない場所を大袈裟に煽り立ててみようという、
ウチのホームページのポリシーみたいなモンを前面に押し出してみました。

こういう訳が分からないトコこそ、発掘していきたいですね。

穴場スコア
「トリプルボギー」クラス

よろしければ一度ハマッてみて下さい。

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撮影:2008.4by 穴居人