(ばーずたうん)
場所・姫路市夢前町護持
姫路って関西で一番すごいことがあるんだよ。
もちろん姫路城なんかじゃないんだな。
兵庫県唯一の世界遺産だからってデカい顔しすぎですからね。
何かって?
姫路は関西で一番、岡本太郎作品が拝めるんだよ。
正直、嬉しいんだか、心底どうでもいいんだか、
わかんないけど、全部で3箇所もありやがるんだ。
どこにあるかって?
答え合わせはココ→川崎市岡本太郎美術館で出来るんだけど、
あえて、記事にしてみたよ。
でも、何で岡本太郎作品が生まれ故郷でもないこんな辺境の地にあるのかって?
まったく穴居人もワケがわかんないよ(投げやり)。
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場所は夢前町でも主要幹線から ちょっと外れた何とも言えないトコロ。 ここに来る目的がないと、まずお目にかかれません。 500戸を越える住宅地の シンボルとして建設され、 この入り口で文字通り、大きな顔してやがるのが・・・ |
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岡本太郎作、若い泉です。 コイツのおかげで、乗用車はいらん回り道をさせられます。 長閑な街の雰囲気が、 ちょっとした退廃的な瘴気に包まれてます。 若い泉は涸れてるし。 最初はどっかのレプリカかと思ってました。 昔、テレビで見た岡本太郎の墓とクリソツなんだもの。 けど、本人の作らしい。 1974年 (昭和49年) 9月に本人が わざわざ姫路までやってきて落成式に参加したそうです。 その頃には盛大にゲーゲー、若さを垂れ流してたそうですが。 |
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西宮市大谷記念美術館にも、 岡崎市世界こども美術博物館にも 神奈川県立向の岡工業高校にもある (どんだけあんねん) 岡本太郎の墓碑になった、「午後の日」。 佐賀の川崎電気佐賀工場や、 広島市現代美術館にある「若い夢」。 と、ここにある「若い泉」。 素人には全然、見分けがつかないんですが・・・ 同じことを浅はかにも思ったヤツもいて、 本人に直接聞いたことがあるらしいですが、 「俺には全部、違う作品だ!」と一蹴されたとか。 俺には・・・ってことは、岡本さんも「同じじゃん」って、 みんなが思っちゃうのは知ってたんですね。 人並みの感覚はお持ちだったようで、安心しました。 |
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何時ごろから、 若さが涸れたのか資料がないんで不明ですが 地元の人は大金を詰まれたのに、 譲らなかったほど大切にされているそうで、 それならもっとゲーゲーさせてやれよっ! と素直に思いますがね。 中の配管はシッカリしてそうなので、 まだ復活を期待してもイイハズ。 姫路で岡本太郎が買いたけりゃ、 こいのぼり岡本太郎万能型セット:人形のモリシゲ コイツでもどうぞ。 子供がノビノビと成長してくれそうです。 呪術とか爆発とかに目覚めても、 責任はとれませんがね。 |
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四方八方から見た「若い泉」。 意外とポッチャリ体形です。 配管の関係なんでしょうが、横からのイメージは、 「午後の日」と印象が違う気もします。 さて、姫路にはまだ岡本太郎作品がありますよ! 何せ関西一ですからねっ! 場所は、手柄の姫路市総合スポーツ会館正面。 「躍動」って題です。 コイツも、無駄にスペースをとってやがるなぁ・・・ 一番上が光れば、ウルトラ怪獣みたいでいいんですが。 ちなみにコイツは1981年(昭和55年)の作。 鯉のぼりと同時期とは思えない・・・ |
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そして、最後の一つは、 書写山でロープウェーを下りてから、 歩かされる老人には苦行以外なんでもない、 若人には退屈以外なんでもない、 圓教寺までの道の途中にある、 「椎名麟三文学碑」です。 個人的にはこれが一番好きかも。 まあ、写真を撮り逃して、 ブログの星のhoshijimaさんから お借りしてきました。 多謝です。 こんなふうに、岡本作品で溢れてる姫路、 実はたつの市と合併すりゃ、 関西どころか、西日本一も夢じゃありませんぜ。 ホテル・シーショア御津岬にも作品があったりするので。 岡本太郎が死にかけてる晩年の作品「繚乱」。 泊まりに行ったついでに、是非、確認を。 新舞子の海岸がもうちょっとキレイやったら、 最高のリゾート地なんやけどね。 |