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(はくさんじんじゃ)
場所・姫路市飾東町志吹
正式名称・白山妙理大権現(はくさんみょうりだいごんげん)
通勤や通学、子供の送り迎えなどで通る道。
ふと気になるけど、行ってみるのはシンドイなぁてなトコロはありませんか?
毎日、見てるからこそ気になる。
でも車だから行けない。
時間がないから行けない。
実はそういうところこそ、穴場なんです。
休みの日にいつもの道を走ってみましょう。
とりあえず車を止めてみましょう。
たとえつまんなくったって、新しい発見がきっとあるはずです。
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県道65号線から見た白山神社。 山麓の岩肌にポツリ。 どうです?気になりませんか? ぶっちゃけ、この県道65号線自体が、 姫路市飾東町から加古川市平荘町にぬける 田舎→田舎のマイナー路線なので 通勤に使う人は数少ないかも知れませんが。 まず初心者は使わない道です。 |
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とりあえず直線コースで県道65号線から 神社へ向かってみます。 麓の様子は集落が密集し、 その周りには延々と田んぼという 典型的な田舎景色。 都会じゃ気にもならない電線が 異様に目立っている絵がとれるのは、 正真正銘の田舎道の証拠。 |
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集落をぬけると小さな社が公園と一緒に建っています。 平日の昼間なのに、遊んでいる子供の姿がない・・・ しかも畑がすぐに横に。 仕事場に託児所があるのは、最近の流行ですけど、 畑で遊ばれると結構困るんじゃ・・・ |
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社から神社へは、直通で行けない模様。 山肌に沿って参道を探します。 すると等間隔でそんなに必要か?という位に、 「急傾斜地崩落危険地域」の標識が立ってます。 家を建て直すのに県知事の許可がいるとは・・・ と思って調べてみると姫路のあちこちに 同じ標識が一杯立っているのを発見。 御立~書写の市川を挟んだ一帯は、 山沿いのほとんど地域指定されてたりと、 その多さに結構驚きでした。 危機管理は調べてみると結構いいかも。 穴居人の家なんか、 思い切り水没危険地域ですからね。 そういや、京見山が大雨で崩れたりと 結構山崩れがあるのも確か。 動く動くと言って、 10年以上音沙汰無しの山崎断層が、 揺れるかもしれないので油断は禁物です。 この場所の近くだと別所高校裏なんかが危険ですな。 |
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やっと参道を発見。 なんと神社まで車で登れる親切仕様。 これで百度石参りも楽々ですな。 しかし、車を転回するスペースがないんですが・・・ 帰りはバック? 「急傾斜地崩落危険地域」を、 バック運転で降りるってのは、 ペーパードライバーの穴居人には薄ら寒いもんがあります。 |
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やっと辿り着きました。 道路地図にはなかなか載っていない「白山神社」です。 ちなみに穴居人は当初、「しらやまじんじゃ」と読んでましたが、 「はくさんじんじゃ」が正解のようです。 当初、本山は白山比咩神社と思ってました。 本宮は白山の山頂近くにあり、白山はなんと富士山、立山と共に日本三名山の一つで2702mもある休火山です。 江戸時代には加賀越えの最難関地だったりとなかなか伝説的な場所。 天然記念物でもある岩間噴泉塔群には一度でいいから行ってみたいです。 全国に2000社もある白山神社。 でも姫路市内にあるのは 城東町のだけだそうです。 じゃあ、ここはどこが本宮? |
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意外や意外、熊野本宮だそうです。 ことことネットで調べていたら、参道の謎が解けました。 車のために整備されたんじゃなかったんですね。 北山屋台と言って、昔は秋祭りに屋台を催していたようです。 ここの急斜面を屋台でかけあがるのは、 灘のけんか祭りに匹敵する迫力だったでしょうに・・・ 休止中なのがすこぶる断念。 |
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境内から望む飾東町。 地上から3分で辿り着ける場所にしては、 景色がバツグンにいいです。 思えば姫路でこれだけ見通しがいい神社は珍しいかも。 なかなか絵になりますな。 またまた昔の話になりますが、 3、6、9月の15日には疫病解除の祭りが催されていたり、 6月には火鎮、9月には五穀豊穣と、 かなり賑わっていた模様。 それも寛文2年5月の火事で衰退するあたり、 播磨地方の神社の盛衰と、 火事や戦争の因果関係は切っても切れないもんを感じます。 |
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と境内で気になるものを発見。 これが本当の白鷺城? ってなぐらい珍しい色合いで描かれた姫路城。 神社に奉納されている絵と言えば、 忠臣蔵やら源平合戦やらが普通描いてあるもんなので、 由来が気になります。 |
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最後に境内からの眺めをみた後は、こちらもどうぞ。 神社の背後にそびえる岩山に登ってみます。 言い伝えによると、イザナギ命が 泉津平坂から千人で引いてきたという蝶子岩です。 スケールのデカイ伝説はいいとしても、 どう見ても蝶のカタチには見えないんですが・・・ (記事の頭、65号線からの眺め参照) ちなみに登山開始2分で最上部へ到達しました。 県道65号線が真下に見えます。 こんだけ見れれば、気になるわけですよ。 結構気持のいい眺めです。 もう少し晴れていれば播磨灘まで見れるかも。 参道のおかげで合わせて5分もあれば、 この景色が見られるだけでも訪れる価値アリってもんです。 |