姫路競馬場公園

(としこしとうかえ)
場所・姫路市飾西

その気がないのに偶然飛び込んできた情報ほど、嬉しいもんはありません。

たとえ、「石見一族の陰謀」とかいう、
不謹慎極まりない記事を書くための下調べだったとしても。

ご厚意で教えてくださった氏子さん、
申し訳ありません。

「ここって何か由緒とかあるんですかね?」
知らないふりして根掘り葉掘り聞き回ってた分際で、
せっかく教えてもらったこのイベント。
穴居人の汚れた心が、

「きっと地元のしょーもない風習なんでしょ」

と、たかくくってました。

とんでもなかったです。

大晦日にイイモンがみれました。
皆様も是非、来年はご堪能下さいませ。

それにしても、暗い、寂しい。
第一印象はそんなカンジでした。

何せ沿道を蝋燭が埋め尽くす
と聞いていたので、
ごった返しているのかと思いきや、
存外に閑散としてます。

動きがないので、
カメラの露出も上げ放題ですよ。

今回は三脚すら持ってきてないので、
手ぶれはご愛敬。
いや、だって人混みじゃ
足手まといですからね。
少し近づくと、
誰もいない沿道に綺麗に並んだ蝋燭が視界に。

神秘的というより、
ものすごく歓迎されてる
丑の刻参り
みたいで妙な気分になりますが。

確かに他では味わえない雰囲気が出てます。
まあ、神社でやらなくてもいいかな
とか口が裂けても言えませんケド。

鳥居の土台には案内板が。
どうも告知用のポスターみたいです。

「ご家族お誘い合わせの上、ご参詣ください」

こんな足下誰も見ないんですけど・・・
就活の面接でずっと下向いてるヤツみたいです。
即不採用ですよ。

まず目線の高さに貼ってからアピールしてください。
是非。

わざとこぢんまりしよう
としてるとしか思えません。

さて聞いたこともありませんが、
この灯火会。
どうも奈良では10年も前から、
こんなイベントをやってるようなのです。

しかも毎年70万人の人出だとか。
・・・・それはともかく。

ご案内の写真に奈良の使うのヤメましょうよ。
初めてでもないんですから。

4年目の自信を持ってもらいたいもんです。
←こんなトコまで、
ご丁寧にライトアップしてんですから。


さすがに水物の周りだけあって、
蝋燭で囲ったりはしていませんが。
まあ、←こんなヤツが
蝋燭で照らされたら、トラウマもんでしょうけど。

どうもエコする気は微塵もないようで、
勢いよく吹き出す様は、
一種、清々しいもんまで感じます。

水道代はどっから出てんでしょ。
沿道の灯りは嘘いつわりなく、
全て蝋燭。

真冬のイベントとしては圧巻です。
え?何故かって?

奈良のイベントは夏真っ盛りのときにするんだよ。
70万人こようと、冬はしません。
答えは単純。

どう考えても、冬の風は、
蝋燭には向いてねぇからです。

蝋燭だと火が消えると、
人力以外では復旧しませんからね。

突風が吹いた日にゃ、
ベビールームでドミノ倒ししてる気分
に違いありません。
それなのに、真冬にここまでやるワケです。

境内に入ると、
灯りの数も芸術的なレベル。

奈良に負けてないじゃないですか。
来年は此処の写真を使ってください。

近くでみるとさらに幻想的。

これが境内のアチコチで輝きを放ってるワケです。

今回は冗談抜きで、
その模様をお楽しみいただければ。
飾西自治会の本気具合を刮目せよ!

↓↓↓
感無量です

しかも豚汁まで振る舞われる
至れり尽くせり具合。

豚汁って大きい鍋で作ると、
めちゃ美味しいんですよね。

「ほら○○ちゃん、ようさん食べ」
と声が飛び交うフレンドリーさに、
地元民しかいないんだろうなと、しみじみしつつ、
味わう豚汁はまた格別です。

遠慮せずにいただいちゃいましょう。
年末の神社では恒例の薪火も、もちろんあります。
でも燃やしているのは、ばかり。

中学校の林間学校でやる
キャンプファイヤーみたいです。
とかないんですか?

いや、ないんですよ。
実はここの裏山では薪はとれないんです。

ちゃんとした理由があるんです。

その辺りはまた、
「石見一族の陰謀」で公開しましょう。

そんな大したもんでもないんだけどね。

穴場スコア
「パー」クラス

よろしければ一度ハマッてみて下さい。

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撮影:2011.1 by 穴居人