(やしろちくりんこうえん)
場所・姫路市梅ケ谷町
姫路人はとにかくマイホームが欲しいんです。
どんどんと地価が上がりまくって、手を出しにくくなってきた姫路で今もなお新興住宅地が次々にできているのはその現れでしょう。
はりま勝原駅とイオン姫路大津のダブルバブルを食らった熊見なんか日本一の地価上昇という名誉なんだか、
「固定資産税がババ上がりしてこんなトコに住めないよ」と古くからの住人を追い出しにかかっているとしか思えない状況ですが、
それにしたって姫路ピープルの一戸建てを建てたい願望は収まりません。
まあ車なしじゃどこにもいけない町では、いかに駅前といえど駐車場なしの高層マンションじゃ「住んでからどこ行くねん」となるのは仕方ないことかも知れません。
おかげで大劇跡地も更地のままですしね・・・。
しかし姫路人が一戸建てを持ちたくなるのはそれだけが原因とは思えません。
正直なところ違いますよね?
ホントのトコは・・・・やっぱ好き勝手したいからです。
ポリスメンががっつり後ろにいるのに、飲んだビールの空き缶を車の窓から放り投げるようなフリーダム野郎ばかりが幅を利かせているのに、
決まりごとが山程あって必要以上に気を使う必要のあるマンションなんか住めないのが姫路人の本音です。
天井から音の筒抜けのレオパレスなんて、もはや拷問ですよ。
そんな姫路市民の一員として自分で家を持って、好き勝手出来たら何をしたいかと問われれば、穴居人は一つ夢があります。
京都の嵐山みたいな竹林を作りたい・・・。
いや、もちろんわかってますよ。
竹なんて根っこからポコポコ繁殖するから、穴居人のようなズボラな人間が管理するとすぐ見るも無残なことになるし、
落ち葉は大量、幹が空洞なおかげで台風なんかの風害にはめっぽう弱いなど、家の庭には不向きすぎるんですけどね。
それでも好き勝手したいんですよ。姫路人だから。
そしたら姫路にも竹林公園とやらがあるじゃないですか。
毎月せっせと払っている住民税の力をとくと見せてもらおうじゃありませんか。
京都嵐山とまでは言わないまでも、せめて気持ちのいい清風の吹く雑木林じゃない竹林を・・・
そんなわけでやってきた八代竹林公園。 ってかここってそもそも場所的には梅ヶ谷で、八代からは結構、離れてるんですが・・・ 地名が公園名になることが多い現状、これはただただ混乱を招くだけだと思います。 だって姫路で八代と言えば、男山の北側くらいの番地ですからね。 柴崎山を挟んで山の向こう側なので、近くもありません。 もしかしてこの団地の名前が八代? 町のシンボル、公民館が北新在家なんで、それもないでしょうし・・・う〜ん。 |
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それなのにこの団地、この八代竹林公園を挟んで、 八代千代田公園、八代芝崎公園と3つも八代と名前のついた公園が点在してます。 しかも芝崎って・・ 柴崎山の麓にあるからその名前なんでしょうが、漢字違うくない? 公園の名付けなんて地元に縁もゆかりもない役人が、しゃあなし付けるんでしょうがこれはひどい。 八代ってのも間違って付けちゃったってのが真実味を帯びてくる雰囲気ですよ。 山挟んで向こう側の八代にはちゃんと八代公民館もあるので、向こうの証拠固めはバッチリです。 |
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ってか、竹林は? この公園、遊具すら排除する潔さで、広大な敷地にある施設がこの防災倉庫とベンチのみという 「はぁ?子供の遊び場? ちゃうちゃう、ここは宅地開発で無理やり作らされただけやから。 誤解せんといて〜」 という大人の事情をバリバリ感じざる得ない仕様になっています。 いくら法律で宅地には公園を作らにゃいかん義務があるとはいえ、 設置義務が排水路と街灯だけってのはどうかと・・・ せめて公園って名乗ってるんで滑り台とブランコぐらいは標準装備させて欲しいもんです。 そのおかげで、ここみたいな空き地同然のしょうもない公園を量産してますやん・・・ |
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ってか、竹林はどこよ?(迫真) もはや、何の為にはるばる自転車でやってきたのかわからないじゃないですか。 どうせ空き地同然なんだから、名前の通り竹を植える余裕ぐらいはあってもいいもんなのに。 まあ恨み節を言っても始まらないので、その言い訳を一つ考えてみます。 どっちかっていうと言い訳してほしいぐらいなんですが、この際置いときましょう。 この公園、実は目の前に”あるもの”があるんです。 |
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この公園のすぐ向こう側にエンゼル学園幼稚園という 名前からして昭和のセンスバリバリの認定こども園があります。 創立が昭和43年と50年以上の歴史を持つ割に公立でもない、すげえ老舗。 ソルフェージュという言葉だけで敷居が高そうな授業から、 リトミック、英語に外国人講師など意識高いフレーズが盛りだくさん。 姫路の名前を久しぶりに全国に知らしめた わんずまざー保育園(一発変換出来る・・・)のおかげか、 日々の給食が全てHPに写真入りで公開されているなど、特色あふれる園です。 |
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梅ヶ谷を抜けて辻井方面に行くルートを行かれる人はこの坂の向こうをきっと気になっていたでしょう。 もちろん、穴居人もその一人です。 車を止めるわけにもいかない立地。 もっと堪能して貰いたいんですが、此処から先はご時世が許してくれないので、自主規制。 だって登りきったらすぐこども園ですもん。 おっさんがパチパチ写真撮ってたら、間違いなく問答無用で通報されます。 「いや、ホームーページの取材なんで怪しいもんじゃないですよ〜」 と言い訳してホームページを見せたところで、改めて通報されますね。 毒を吐きまわる管理人のおかげで「穴場の姫路」の品位が疑われますからね・・・ いや、こども園に関してはわんずまざー保育園ぐらいしかイジってないんですけどね(チキン)。 |
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ってな訳でこれが精一杯ですよ親分。 こんな春の陽気と木漏れ日の下で入園する子どもたちはさぞや楽しいだろうなぁ。 こんな絵になる坂道が学校前にある父兄の皆さんは、 四つ切ぐらいに引き伸ばす子供の写真をここで撮れるんだろうなぁ。 羨ましいなぁ。 っと・・・ここまで持ち上げとけば、通報されても大丈夫でしょう。 全身黒尽くめコーディネイトの穴居人じゃ後ろ姿だけでも通報されかねないんで。 |
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というわけで穴居人の夢、京都嵐山のような竹林は影も形もありませんでした。 名前負けどころか、詐欺案件ですよ。 何のためにここの記事を上げたのか腹立たしい限り何もありませんでしたね。 そしてリベンジに燃えて、竹林を探す内に意外な場所で穴居人は出会ってしまったのです。 多分、出会わなくても良かったのに(確信)。 竹という一般ピープルがほとんど興味ない分野の話ですが、 こことは比べ物にならないスポットなので、こうご期待です。 |